re:Invent 2024 Chalk Talk体験記:対話型セッションで得た貴重な学び

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みなさん、こんにちは!
この度re:Invent 2024でChalk Talkに参加してきましたので体験記として記載します!

はじめに:Chalk Talkとは

Chalk Talkと言われてもどんなセッション?って思うと思いますので簡単に概要から説明します!
よくあるre:Inventのセッションではスピーカーが一方的に聴講者に向けスピーチをしていくものがほとんどですが、Chalk Talkでは気になる部分をセッション中に質問ができたり、議論ができるセッションです。

スピーカーと聴講者の間でディスカッションが行われる形のセッションでAWSの専門家から直接学べるだけでなく、他の参加者の議論を通じて、より深い理解や新たな視点を得ることができるのが大きな特徴となります!
何か特定の技術でAWSの専門家に直接ディスカッションしたい場合これ以上ないセッションかなと思います。

参加したChalk Talkの概要

僕が参加したChalk Talkはこちらのセッションです。
FWM314 | AWS Amplify: Integrating data sources, authentication & AWS services
AmplifyのDB、認証、その他AWSサービスの繋ぎ込みに関する技術的な話題のChalk Talkです。

弊社ではAWS Amplifyを使用した開発実績が豊富で僕自身もAWS Amplifyを4年近く使用してきています。
1年前のAWS re:Invent 2023で発表されたAmplify Gen2もプレビューの頃から使っており、今回のChalk Talk登壇者「Muhammed Salih Guler」さんに一度AWS東京オフィスでプロダクトフィードバックをした実績があります。

セッションの大まかな流れと内容

セッションのタイムテーブルは以下です。

時間(1時間)内容
前半30分自己紹介&Amplify Gen2で実現可能な機能を簡単にプログラムを書きながら説明
後半30分質疑応答
クロージング

このセッションの前半で登壇者の簡単な自己紹介と今Amplify Gen2で構築できることについて実際にプログラムをその場で書きながら説明をしてくれる時間がありました。
その後は順次参加者が挙手して登壇者に向けAWS Amplifyの技術的な質問をしていく形です。

参加者の質問としてはプロダクトの細かいフィードバックなどではなくAmplify Gen2では何ができるのか?と言った一般的な質問が多かった印象です。

以下添付のように質問に回答しながらプログラムを書く時間がありました

得られた洞察と学び

Amplify Gen2の開発フェーズにおける重要な考え方

このセッションを通してAmplify Gen2の開発における考え方として以下が重要だなと思いました。

  • 開発者ごとに構築できるSandbox環境をうまく使って開発効率を飛躍的にあげられるようになっている
    •  --identifier オプションをうまく利用して複数名の開発者で環境を共有する(参考リンク
  • データベースやログイン認証、画像ファイルの保存などの基本的な実装はAmplify Gen2で提供されているものでかなりカバーできるが、Step Functionsを利用するなどカスタマイズをしたい場合Amplify Gen2のソースコード内で構築するのではなく別途作成したものを繋ぎ合わせるイメージで構築するのが良い考え方

Chalk Talk参加のコツと注意点

Chalk Talkのコツ

このセッションはこのブログ冒頭でも記載しましたが、技術的な議論を目の前で聞くことができるライブ感がすごいセッションです。
やりとりの内容を受けて、自分だったらどう応用するか?実践にどう活かすか?を考えることが必要かなと参加していて感じました。

注意点

自分の知らない技術に関するChalk Talkでは参加者の中にかなり上級者の技術職の方がいたりするので何の話をしているのかわからなくなってしまうとせっかくの時間がもったいないので気をつけましょう。

まとめ:Chalk Talkの価値と今後のセッションの選び方

今回参加してみて思った点としてあげられるのは、Chalk Talkの最大の特徴は事前に決まっていることだけが発表されるセッションとは大きく違い、時にはドキュメントにも記載がない細かいプロダクトの概要をその場の参加者とのやりとりを聞きながら理解を深めることができることかなと思いました。
プロダクトの使用実績などがあり、ある程度議論ができるような技術力がある場合はChalk Talkを第一候補にしながらセッションを選んでいくと良いと思います!
今後のセッション選びの1つの基準になると嬉しいです、ここまで読んでいただきありがとうございました!

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