Amazon Q Developer Pro(有料プラン)への登録をしよう!
おはようございます。ベンジャミンの木村です。
今回、Amazon Q Developer Proを使用したので、Amazon Q Developer Proって何だっけ?というところから、その登録手順をまとめたので、ご紹介させていただきます!
目次
- Amazon Qとは?
- Amazon Q DeveloperとBusinessの比較
- Amazon Q Developerの料金プラン
- Amazon Q Developer Proへの登録手順
- まとめ
Amazon Qとは?
Amazon Qは、AWSが2023年11月末に発表した企業向け生成AIアシスタントサービスです。ビジネスユーザーやIT専門家向けに特化した対話型AIツールとして開発され、AWS環境との緊密な統合を特徴としています。
現在、開発者やIT専門家向けに特化した機能を提供するQ Developerと、ビジネスユーザー向けに特化した機能を提供するQ Businessの大きく分けて2種類の機能が提供されています。
Amazon Q DeveloperとBusinessの比較
先ほど説明した通り、Amazon Qは開発者向けのDeveloper版とビジネスユーザー向けのBusiness版が提供されています。以下にて、両バージョンの主な違いを詳細に説明します。
特徴 | Developer版 | Business版 |
---|---|---|
主な用途 | ソフトウェア開発支援と技術的問題解決 | ビジネス全般の業務効率化と意思決定支援 |
対象ユーザー | 開発者、エンジニア、テクニカルアーキテクト | ビジネスアナリスト、マネージャー、一般ビジネスユーザー |
主な機能 | • コード生成と最適化 • デバッグ支援 • アーキテクチャ設計支援 • AWS技術サポート • セキュリティベストプラクティス提案 | • ビジネス文書作成支援 • データ分析と可視化 • レポート作成支援 • ビジネス戦略提案 • ワークフロー最適化 |
データソース | • AWSテクニカルドキュメント • コードリポジトリ • API仕様書 • 技術ガイドライン | • 社内文書 • ビジネスデータ • 業務マニュアル • 社内ナレッジベース |
統合環境 | • 各種IDE • コマンドライン • AWS Management Console | • Microsoft 365 • Salesforce • Slack • その他ビジネスアプリケーション |
セキュリティ機能 | • コードセキュリティスキャン • 脆弱性検出 • セキュアコーディング支援 | • データアクセス制御 • 機密情報保護 • 企業ポリシー準拠 • 情報セキュリティ管理 |
大きな違いとしては、利用する対象ユーザーです。あなたが開発者なら、Amazon Q Developerを選択いただければと思います。
Amazon Q Developerの料金プラン
Amazon Q Developerの無料枠と、pro($19/月)の違いについては下記AWS公式ページをご覧ください。
https://aws.amazon.com/jp/q/developer/pricing/
弊社としては、チームの内部ライブラリ、独自のアルゴリズム手法をAmazon Qに学習させ、それに基づいたコードの提案をしてくれるようにできる「Amazon Q をカスタマイズ機能」と、セキュリティ強化のための「IAM Identity Centerでの管理」といった2つの機能を使用したかったため、今回Proに引き上げました。
他にもJavaを使用するユーザーなら、Amazon Q Developer Proに上げることで、「Javaの自動バージョンアップ機能」という機能を上限を解放した形で使えるようになるので、こちらもオススメです。
Amazon Q Developer Proへの登録手順
※Proプランへの登録は事前にIAM Identity Centerでユーザーの作成が必要です。
1. IAM Identity Centerでのユーザー作成
下記記事が大変わかりやすかったので、こちらをご参考にしてください
IAM Identity Centerでユーザーの追加・設定https://qiita.com/aomrikti/items/389672d4900989d447ad
2. 下記URLよりAmazon Qのコンソール画面へ移動する
https://ap-northeast-1.console.aws.amazon.com/amazonq/home?region=ap-northeast-1
3. 「Subscribe」ボタンをクリックする

4. 「使用を開始」ボタンをクリックする

5. IAM Identity Centerに登録されているユーザーを検索し、選択する

6. 「割り当てる」ボタンをクリックする

7. 「Open Amazon Q Developer」をクリックする

8. 左ペイン「Setting」→ Start URLをコピーする

9. Visual Studio Codeを開く

10. すでにFreeプランを登録している場合は、CHAT横の[・・・]をクリックし、「Sign Out」を実行する
※Freeプランを登録していない場合はこの手順をスキップしてください

11. 「Use with Pro license」を選択、

12. 以下の通り値を入力し、「Continue」ボタンをクリックする
- Start URL: 8でコピーしたURLを入力する
- Region: IAM Identity Centerでユーザーを作成したリージョンを選択する

13 外部Webを「開く」をクリックする

14 「アクセスを許可」をクリックする

15 「Request approved」と表示されれば完了

まとめ
いかがでしょうか?
Amazon Q Developer Proを使いたいけど、料金は?登録手順は?といった疑問を払拭できたのではないでしょうか?
こちらの記事を見た方が、Amazon Q Developer Proを使用できる手助けになれば幸いです。