AWS バンコクサミットに参加してみた
こんにちは!ベンジャミンの宇川です。
2025年4月29日、タイ・バンコクで開催された「AWS Summit Bangkok 2025」に参加してきました。
タイでは今回がAWS上陸10周年ということで、記念セレモニーや文化演出も豊富で、非常に印象深いイベントでした。本記事ではその様子を現地の空気感と共に紹介していきます!
会場の雰囲気と概要
開催場所はバンコクのクイーン・シリキット・ナショナル・コンベンション・センターで、バンコクの地下鉄から直結しており、アクセスがとても便利でした。

今回の参加者は5000人以上で、そのうち日本人は現地法人と日本からの参加者含め、約30-50人ほど参加していると思われます。朝からたくさんの参加者でにぎわっており、セッション開始前から長蛇の列ができていました。
また入場口付近にはタイでは馴染み深いのトゥクトゥクが展示されていました。

Keynote
タイらしさ満点のオープニングセレモニー
会場ではその節目を祝う華やかなオープニングセレモニーが行われ、タイの伝統舞踊などで参加者を魅了しました。


Keynoteは、基本的に英語で行われました。一部のAWSタイのカントリーマネージャーやタイ国内の顧客事例紹介などではタイ語が使用される場面もあった為、同時通訳用翻訳機を着けながらの参加となりました。
主にAWSの最新ロードマップや東南アジア市場への注力についての話がありました。
特にGenerative AIのローカルゾーン展開としてLINEが提供するフードデリバリーや配送サービス『LINE MAN』において配達費用最適化への試み、セブンイレブンの在庫管理最適化などの話が興味深かったです。
また、生成AIや機械学習関連ではAWS Graviton4、Trainium2の紹介も取り上げられました。

タイ文化とITの融合を感じ、日本とはまた違う熱量を感じました!
ブースエリアの様子
パートナー企業による展示やデモが多数あり、各ブースでのLTなどのディスカッションも非常に活発でした。日本では見かけないローカル企業の取り組みもあり、視野が広がりました!ブースエリアは基本的に英語かタイ語で行われましたが、日本企業ブースが数ヶ所あり日本人のスタッフが対応していました。

印象に残ったセッション
1. AWS社員の開発現場の話(技術的に可能なはずのコールセンター全自動化が普及しないのは何故か / 予測困難なAI発展に伴う開発者としてのマインドセットなど)基本的には英語で開催されていたので、タイ語が分からなくても問題なく参加することができました。

2. タイ発の事業者向けのオンライン決済プラットフォームOMISE
独自のAI技術でクレジットカード不正利用を検知または防止するシステムで今後グローバル展開が期待されているようです。

全体を通して感じたこと
AWSの成長を肌で感じられる非常に刺激的なイベントでした。
タイAWSサミットはAWSタイリージョンの活用に加えて、政府のデジタル化への取り組み、ASEAN地域のAWS活用事例といった、東南アジア地域に根差したテーマのセッションがあることが特徴的でした。
生成AIや地域特化の技術進化をグローバル視点でキャッチアップできたこと、またタイという国の活気にも触れられたことは、大きな財産になりました。また現地のAWSコミュニティの熱量や、「まずはやってみる」というカルチャーが強く感じられ、非常に刺激を受けました。
今後も引き続き、海外サミットに参加して視野を広げていきたいです!